仲良し夫婦

この前、仲良しのママ友宅に、新年会にお呼ばれした。

わが家は、一軒家。

子供達が騒いでもいいし、

人を呼ばないと部屋が片付かなかったりするから、

集まりの時は、わりとホストを進んで引き受けている。


でも今回は、ご招待だった。


そのママ友夫婦は、

見るからに仲がよくて、雰囲気がよい。

ステキな夫婦。

大好きな二人だ。


お邪魔すると、

食べ物の品出しから、

お刺身を切って、盛り付けまで全てご主人がしていた。

食事が始まってからの、飲み物のおかわりや、食べ物の差し替えも、

かなりステキなタイミングで、全てご主人がしてくれた。


切り方や盛り付けで、

普段からの賜物か、今日だけのものかは、

一目瞭然。


夫婦で一緒にキッチンに立っていて、

楽しそうで羨ましかった。

何より、ご主人の働きぶりと、気遣いに、

本当にびっくりした。


わが家では、考えられない光景。

なんなら、私は体調不良で起きれなくても、料理を作らされる。


とにかく、私は、

「こんなにステキな旦那さま」にびっくりした。


その話を、彼にした。


そしたら、

「それって、あたりまえだよね…」


え?、あたりまえなの…??



やっぱり、彼は素敵な旦那さまなんだなぁ…

って思ったのと、

わが家では、考えられないことと、

彼のお嫁さんがうらやましかった。


私は、彼に、おいしい物を作って、

食べて欲しい。

考え方の概念が違うけど、

どっちも幸せなんだろうけど、

どこかで寂しさを感じる。


彼は、私が作るような「家庭料理を食べたい」と言ってくれる。

ピーマンの肉詰めなんて、食べたことないってさ。


私は、作りたいからいいけど、

彼の言う「あたりまえ」に、

ちょっと戸惑った。