おにぎり

「おはよう」と「帰るよ」。

「飲みに行くよ」の連絡は、彼から必ず来る。

「おやすみ」は、状況と寝落ちしてなければ来る。


話したいことは、私の方が多いから、

私から発信が多いけど、

上記は彼から。それがしあわせ。


「帰るよ」の時、

「今日のごはん、なぁに?」って、たまに聞かれる。

献立をそのままお知らせ。

手抜きの時もあるけど、

ごはんだけは、ちゃんと作ってるつもり。

いつも「いいな」って言ってもらえる。


お嫁さんは、料理がキライらしい。

マックとか、惣菜らしい。

子供が居るのに、そこまで手抜きは考えられないから、

ほどほどに、彼の言うことを信じておく。

この忙しい御時世、それもいいと思う。

むしろ、安上がりの場合もあるし、

家事の負担が減る分、子供との時間が増える。

それはそれで、合理的。


私は、安全を提供したいから作る。

それと、子供にも、ちゃんとごはんを作る大人になって欲しいから、作る。

でも、自分の首を締めることになるときはある…。


昨日、彼に「手料理が食べたい」と言われた。

「今度会えるとき、作って来て欲しい」ってさ。

彼が言う、こういうお願いが嬉しい。

作れる状況なら、いつでもお作りします^_^


何食べたいのか聞いたら、

おにぎり

卵焼き

だって。

私、もう少しいろいろ作れますが…?


卵焼きは、無難に作れると思うけど、

おにぎりは、私の中では、かなり難易度が高い一品。

塩加減とか、握り具合とか…

おいしいおにぎりの自信がない。


というか、旦那のお義母さんの実家は農家。

お米がおいしい。

いつでも精米したて。

そして、そのお米で炊いたおにぎりのおいしさは、衝撃的だった。

ハッキリ言って、こんなおいしいおにぎり食べたことなかった。


それからは、自分で作ったおにぎりのショボいこと…。

納得できる出来にならない。


彼の手料理の要求は、基本メニューだけど、

料理の上手さをはかれるメニューだと思う。


彼にごはんを作ったことは何度かあるけど、

好きな人に食べてもらうのって、

なんか照れる。

そして、自分の料理に自信が無くなる。


彼にいつでもあったかいごはんを、

作ってあげたいな。